2010年7月12日月曜日

酵素が足りない

便利さを追求し続ける、現代社会の食生活には酵素が著しく欠乏しています。

今、日本の食卓には世界中の食品がならびます。はるばる海外から輸入される食品は何日もかかってスーパーマーケットに並び、各家庭に届くまでには、かなりの時間が経過しています。それにもかかわらず、それらの食品が新鮮に見えるのには理由があります。輸送中に腐らないように、食品の賞味期限を長くすることが、食品加工技術の発達により可能になったからです。しかしその代償として、酵素が取り除かれてしまったのです。

酵素があるからこそ、腐ることが出来るのです。バナナが日ごとに黒くなり、熟れてくるのは酵素のおかげです。酵素を含んだ自然な食べ物は自己消化をすることができます。酵素があるからこそ、生きている地球上のものはすべてやがて土に返り、また新しいものが生まれるための糧となることが出来ます。

酵素が抑制されたり、壊されたり、取り除かれている食品を私たちの体内で消化、分解し血や肉に変えていくには、多大な体内消化酵素、そして酵素の働きを助ける補酵素(ビタミンやミネラルはすべて補酵素といえます)を浪費しなくてはいけません。なぜなら、自己消化能力をそれらの食品は失ってしまっているからです。

体内消化酵素や補酵素の浪費は年をとるのを加速させ、病気になりやすい状態にします。私達は便利さと引き換えに、もっと大事なものを失っているのではないでしょうか

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