2010年8月4日水曜日

精神的ストレスと骨粗鬆症(ホルモンバランスの観点から)

骨密度を正常に保つためには、体内のホルモンバランスが鍵となります。特に骨密度と関係があるのは副甲状腺ホルモン、カルシトニン、卵胞ホルモン、黄体ホルモンなどです。これらのホルモンは互いに影響しあっていまっす。

閉経後、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が低下するため、カルシトニンや副甲状腺ホルモンのバランスも崩れ、結果的に骨密度が下がってしまいます。

閉経後にホルモンのバランスが変化するのは自然なことですが、その時期に精神的ストレスがあるとホルモンバランスの移行がスムーズに行えません。

精神的ストレスが多くなると、いわゆるストレスホルモンが多く分泌されるようになります。コーチゾルという副腎から分泌されるホルモンはその代表です。このホルモンはコレステロールから出来ています。実は卵胞ホルモンや黄体ホルモンも同じで、コレステロールから作られています。ストレスの対応に追われ、コーチゾルの分泌が忙しくなってしまうと卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌が後回しになってしまいます。

ただでさえ、これらの女性ホルモン分泌が低下する閉経時に精神的ストレスは更なる低下を招いてしまい、骨密度を急激に落としてしまうのです。

年齢的に40歳台後半から50歳台は非常に忙しい年代だと思います。結婚の時期や、子育ての時期が高齢化していることも関係しているのかもしれませんね。

骨粗鬆症は生活習慣病です。一つの原因で起こるものではありません。思い立ったら吉日です。今日から無理なく出来ることを、少しずつ初めてはいかがでしょうか。

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