2012年7月1日日曜日

副腎疲労症候群(アドレナル・ファティーグ)

副腎疲労症候群というコンセプトはまだまだ理解されていません。アジソン病 (Addison's disease)どの副腎か全く機能していない場合は診断が出ますが、微妙に機能が落ちていても、西洋医学的には血液検査を含む一般検査で詳しく調べることが出来ないため、”検査に出ないものは存在しない”という結論になっています。眼に見えないもの、測れないものを非科学的とする現代科学の最大の欠陥ですね。


今回は私の妻が書いた記事を紹介します。



私は、患者さんや健康講座に来られる方によく副腎の話をしています。というのも、程度に違いはあれ、現代の社会に生きる私達のほとんど全員は副腎疲労(Adrenal exhaustion)の問題を持っており、エンザイムのテストで調べると必ずと言っていいほど出てくるものだからです。普通の検診では、腫瘍があるとか余程のことが無い限り、副腎の機能の問題を示すものがなかなか出ないため、治療の対象になることは滅多になく、あまり知られていないこの副腎について、しばらくシリーズで書きていきたいと思います。


性ホルモンを作ったり、体内の水分やミネラルのバランスを調節したりと、本当に色々な役割をもつ副腎ですが、血中の糖分の値や血圧が下がり過ぎないように調整することで私達の活動のエネルギーを持続させるのもこの副腎です。副腎が弱ってくると、必要な時に血糖値を上げられなくなります。具体的な副腎疲労のサインには、低血圧、低体温、立ちくらみがよくする、朝なかなか起きられない、寝ても疲れが取れない、コーヒーを飲まないと朝エンジンがかからない、食事を抜くとイライラしたりボーっとする、空腹時に頭痛がしたり手が震えたりする、甘いものやカフェイン飲料を摂ると頭痛が治まる、甘いものやチョコレートがよく無性に食べたくなる、疲れやすい、夜中に目が覚めるとなかなか再び寝付けない、花粉症・アレルギー、気分にアップダウンがある、色々なことによく不安になる、太りやすく痩せにくい、などがあります。全てが自分に当てはまらなくとも、心当たりのあるサインがいくつかある方がほとんどではないでしょうか。


この副腎疲労を放っておくと、慢性疲労、甲状腺の問題、不妊や更年期障害など性ホルモンに関係する問題、金属や化学品など様々なものにアレルギー反応を起こすようになる、消化力の著しい低下(生野菜や果物を食べると消化不良を起こす)、食後お腹がパンパンに張ったりガスがたまる、解毒・排泄がスムーズに行えなくなる、腎臓機能の低下、高血圧などにもつながっていくことがあります。


副腎に負担をかけるものは、精神的ストレス、過度な運動、忙しいスケジュール、電磁波、カフェイン、甘いもの、アルコール、精白された穀物、タンパク質・脂質不足、消化の問題、体内での毒の蓄積など。ストレスが全くない生活というのは、現代では考えられないかもしれません。しかし、ある程度の電磁波や多忙さはしょうがないにしても、意識することで改善できる部分はたくさんあります。特に食べ物や消化に関しては、心がけ次第で十分良くしていけます。カフェイン、甘いもの、精白された穀物は、血糖値を急上昇させるため、副腎疲労の症状である低血糖を素早く解消してくれますが、そうすることで更に副腎を疲れさせてしまうので、できるだけ避けなければいけません。チョコレートは、カフェインと砂糖の両方を含むため、副腎が疲れている人は特にはまってしまう傾向にありますが、大変よくないんですね、残念ながら。


少し前までは、副腎疲労は大人の問題でした。しかし、今は食生活の変化のせいで、子供の間でも一般的になっています。最近の子供の落ち着きのなさ、辛抱のなさ、ADD/ADHDは、副腎疲労と大いに関係しています。もっともっと、大人が子供のために用意する食べ物について真剣に考えなければいけないと思います。また、お母さんは、妊娠中に食べ物に気をつけることはもちろん、妊娠前から副腎を強くしておくことはとても大切です。

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