2010年9月1日水曜日

脂質消化とレシチン

脂質は消化酵素で消化、分解される前に乳化されなくてはなりません。乳化されていない状態の脂質は膜が張ったような状態で、消化酵素が入り込んでいけないため、消化が非常にできにくくなります。

乳化することによって、酵素が入りこむ隙間を作ってやると考えていただければよいと思います。

通常、乳化は胆汁によって行なわれます。胆汁は肝臓で作られ、十二指腸で胃から降りてきた食べ物に含まれる脂質を乳化するために分泌されます。

しかし、暴飲暴食をしたり、胃酸を抑えるタイプの胃薬を常用している人は、消化力の低下と共に。胆汁の流れが悪くなっている場合が多くあります。

そのような場合、根本的に食生活を見直すことが先決です。胆汁の流れを改善する方法は以前に記事で書きましたので、それを参考にしてください。

今日紹介したいのは、胆汁の代わりに乳化を助けてくれるものとして、レシチンを紹介したいと思います。レシチンは大豆などに含まれる栄養素で脂質を乳化する作用があります。レシチンを油物を食べるときは食前に小さじ一杯ほどとるとよいでしょう。レシチンをとることによって、消化酵素サプリメントの効果も更によくなります。

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