ここ数日の記事を振り返っていただければわかると思いますが、結論は、インスリン抵抗性を作らないために、毎日きちんと運動をして、食べ過ぎに気をつけましょう、ということです。あまりにも使い古されたフレーズで、言葉の意味がちゃんと伝わらないのではないかと心配です・・・・。
酵素療法的に説明しますと、インスリン抵抗性が出来るということは、言い換えれば、糖代謝がうまく出来なくなるということになります。特に血中の脂肪が多くなると、インスリンの働きが鈍り、一層糖代謝が上手に出来なくなってしまいます。酵素療法では、リパーゼ(脂を分解する酵素)を食間に摂り、血中の脂質分解を促します。そうすることにより、インスリンが働きやすくなり、血糖値のコントロールがしやすくなります。もともと、中性脂肪やコレステロールの値が上がったり、甘いものばかり欲しくなったりする背景には、消化力の低下が深く関わっています。消化吸収を促し、正常化させるのが酵素療法の中心であることも付け加えておきます。
糖尿病になってしまった後でも、運動療法、食事制限と共に酵素を利用することによって、人によっては薬なしで血糖のコントロールが出来る場合もありますし、薬の量を増やさずに、長く生活の質を保つことが出来ます。
糖尿病予備軍の自覚がある人は一刻も早くインスリン抵抗をなくし、正常な糖代謝を取り戻してください。なぜなら、予防は比較的簡単で、効果も出やすいのですが、いったん糖尿病になると、その治療は難しく、生涯付き合わなくてはいけません。個人的に私は友人を糖尿病で数年前になくしました。糖尿病はとても残酷な病です。皮肉なのは、本人の自覚さえあれば、ずいぶんと違った結果を出せるのに、私との関係が近いためか、彼にうまくアドバイスできなかったことです。
Jogging with Dog at Carcavelos Beach / ceiling
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