2010年7月26日月曜日

インスリン抵抗性を作らないために 2

インスリン抵抗性をつくる原因として前回は過食について書きましたが、今回は、運動不足について説明します。

細胞に糖を送り届けるのがインスリンの役目で、まるでインスリンは糖を乗せるタクシーの運転手のようなものです。糖を乗せたインスリンを受け付ける細胞には受付嬢がいると考えてください。この受付嬢を通して、細胞の中に入ることが出来るのですが、細胞側が糖(エネルギー源)を必要としていなければ、受付嬢は糖とインスリンがやってきても、「お引取りください」と言わざるをえません。細胞に十分エネルギー源が残っていて糖およびインスリンを受け付けなくなるのは仕方ありません。しかし、慢性的に糖とインスリンを受け付けなくなってしまうと、受付嬢は、いざ糖(エネルギー)が必要になった時も、「お引き取りください」と言うようになってしまうのです。この状態を「インスリン抵抗」と呼ぶのです。

この状態を改善するには、受付嬢をもう一度教育しなくてはいけません。常時エネルギー〔糖〕が細胞側で必要になれば、受付嬢も糖とインスリンを受付け、細胞の中に入れてくれるようになるはずです。

糖(エネルギー)が必要な状態とは、活発に体を動かしている状態、または、脳をを使っている状態です。しかし、誤解しないでください、考え事を一日中していても、脳では糖を消費するようになりますが、体全体のインスリン抵抗性は改善しません。

毎日少なくても一時間は歩き、エレベーターやエスカレーターは使わず、階段を上りましょう。日中も頻繁に立ち上がり、ラジオ体操のような軽い運動を2度ほど行うとよいでしょう。


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