かつてヴェジタリアンだった方が多く私のクリニックに来院されます。
ほぼ例外なく、彼らはタンパク質と脂質不足の症状に陥っています。
タンパク質、脂質が足りない症状とは・・・
冷え性
傷が治りにくい
関節炎
むくみ
貧血
生理痛
不妊
乾燥肌
体が硬い、特に寝起きや、しばらく座った後など
高血圧
抜け毛が多い
肩こり
腰痛
胃潰瘍
不眠症
ヴェジタリアンは最初の6ヶ月から1年ほどは調子がいいのですが、そのあとはだんだんとこれまでになかったような問題がでてきます。植物性のものから、十分なタンパク質をとることは不可能ではありませんが、難しいです。脂質に関しても、DHAやEPAは植物性のものには含まれていません。植物性のオメガ3からDHAとEPAは体内で形成できますが、効率が非常に悪く十分な量をとることは困難です。
ヴェジタリアンでなかったとしても、上記のような症状はありえるわけですが、その場合は、タンパク質、脂質を食べていても消化吸収が出来ていないということです。食物を口から入れれば後は自動的に消化吸収が行われるわけではありません。消化吸収はよく噛むことから始まり、消化にまつわる臓器(胃、腸、肝臓、すい臓など)をいたわり、健全な状態に保つことが重要なのです。臓器を健全に保つためには、動物性の食べ物のような、栄養が凝縮されたものを食べることは不可欠なのです。
しかし、いざ、動物性のものを食べようと思っても、消化器系の臓器にそれらを効率よく処理する能力が無い場合があります。特にヴェジタリアンを長期に渡って行っている方に多いのです。そのような場合は、エンザイムや、薬用ハーブを使用し、少しずつ、消化力を取り戻すことが不可欠になります。
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