コーチゾルの分泌にはリズムがあり、基本的に朝は高く、それをピークにして、そこからは徐々に下降していきます。
夜はコーチゾルの分泌は低く、体はゆったりとし、体の修復が効率よく行える環境になります。そして、午前3時、4時くらいから、コーチゾルは上がり始め、朝起きる準備を始めます。午前の6時、7時、8時あたりが一番コーチゾルの分泌が活発で、頭が冴えていて、生産的に活動できる時間帯と言えるでしょう。
このリズムが正常であり、健康を保つ上では理想的な状態です。
しかし、現代人のコーチゾルの分泌リズムは、必ずしも理想的なものではありません。
昼間は、あまり元気がなくて、夜8時9時になると、頭が冴えてくるタイプの人は、コーチゾルリズムが逆転しており、夜の眠りが浅く、朝コーチゾルの分泌が悪いため朝が弱く、ホルモンバランスもよくありません。朝、コーヒーがないと目が覚めないタイプのひとは、この状態にあります。
夜にコーチゾルが高いと、体と頭が休むべき時間に、逆に元気になってしまい、睡眠が妨げられます。
結果、夜の間に、体の修復が十分に行われず、やがて体は正常な機能を失い始めます。
慢性的にコーチゾルリズムが乱れていると、特にダメージを被るのがコーチゾルを分泌する副腎なのです。
朝コーチゾルが低く、夜にコーチゾルが高くなる原因としては、
- 日中コーヒーの飲みすぎ
- エナジードリンクの飲みすぎ
- 朝食を抜く
- 夜コンピューターを長時間使う
- 残業が多い、夜勤の仕事をしている
- 精白された炭水化物の摂りすぎ
- 砂糖の取りすぎ、など
コーチゾルのリズムが悪く、過剰分泌が続くと、やがてコーチゾルの分泌自体が十分に出来なくなります。そうなれば、大病にかかるのは時間の問題でしょう。
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