2013年10月2日水曜日

コーチゾル、ホルモンバランスの鍵

コーチゾルとはストレスホルモンの一種で、コレステロールが原材料となって、副腎という臓器で分泌されます。

コーチゾルがあるからこそ、忙しいスケジュールや、緊急を要する事態から身を守ることが出来ます。なくてはならないホルモンなのです。

しかしながら、現代社会のなかで、私達の体はコーチゾルの慢性的な分泌を余儀なくされ、その結果ありとあらゆる健康問題を引き起こす原因となっています。

コレステロールがコーチゾルの原材料であると申しましたが、コレステロールが原材料のホルモンは他にもあり、代表的なものは、性ホルモンです。

性ホルモンのバランスが崩れることによって、多くの方、特に女性は、生理痛、イライラ、頭痛、体重増加、不妊などの健康問題を患っています。

実は性ホルモンのバランスと、コーチゾルは深いかかわりがあるのです。

コーチゾルはストレスに対応するために、なくてはならないホルモンであるため、コーチゾルの分泌が非常に忙しくなると、他のコレステロールを原材料とするホルモン(性ホルモン)の分泌が後回しになります。特に黄体ホルモン(性ホルモンの一種)の分泌が減少すると、月経にまつわる多くの問題が引き起こされます。

ストレスが多い生活がひと段落すると、コーチゾルの分泌が減り、他の性ホルモンをバランスよく分泌することが出来るようになります。

ホルモンバランスは精神的ストレスのみではなく、肝臓の働き、食事、運動量にも大きく関わっています。

食事や肝臓に関しては長い話になるので、またの機会にしますが、運動に関して一言。

運動のしすぎは、コーチゾルの分泌を促し、かえってホルモンバランスを崩す結果になります。適度な運動を、朝することをお勧めします。

ちなみに、ストレスが多い人で、コレステロールが高い人が多くおられますが、ストレスが多い時に、無理矢理、薬でコレステロールを下げればどうなると思いますか?この記事の内容を理解していただければ想像がつくと思います。




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