2013年7月2日火曜日

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群) 根本的な対処法

よる寝床に入ると体がむずむずして、なかなか寝れない、起き上がってストレッチをすると少し楽になるが、じっとするとまた症状が戻ってくる。脚の中が非常に不快なため、睡眠の妨げの大きな原因になっています。日本に少なくても、200万人ほどいるといわれています。 

一般的に原因は不明とされていますが、酵素栄養学的観点からしますと、レストレスレッグス症候群の根本的な原因は栄養バランスにあることは明らかです。

レストレスレッグスの症状を一般医療機関で相談すると、まずは以下のような基本的な生活習慣指導が行われます。
  • コーヒー、お酒を控える
  • 鉄分の多い食材を食べる
  • 規則正しい生活をする
  • 運動、ストレッチをする
このような生活習慣を改善することによって改善するケースもあれば、改善しないケースもあります。改善しない場合は、薬物治療を行うことになります。

レボドパ(ドパミンの前駆物質)
多くの場合、脱炭酸酵素阻害薬(カルビドパやベンセラジド)を併用することによって、末梢におけるレボドパからドパミンへの変換を抑制し、レボドパが脳内に効率よく届けられるようにします。

レボドパと脱炭酸酵素阻害薬は、使い始めた当初は効き目があるのですが、多くの場合、効きが徐々に悪くなります。また一部の人は、長期使用することによって逆に症状が悪化します。

副作用は、吐き気、頭痛、疲労感。血圧には基本的に影響がないとされていますが、立ち上がる時に血圧が下がる傾向があるため、めまい、脈が弱くなる、ストレスに対応できないなどの症状が報告されています。

ドパミンアゴニスト(ドパミン受容体刺激薬)

ドパミンアゴニスト(ドパミン受容体刺激薬)はレボドパと脱炭酸酵素阻害薬の効き目が悪くなったあとに足される、より強い薬です。アメリカで一番使われているのはレキップやミラペックスです。

副作用は吐き気、食欲低下、幻覚、妄想、何かしている最中に突然眠ってしまう、昼間でも眠り込んでしまうといったことなど。

アメリカで問題になっているのは、レキップやミラペックスなどのドパミンアゴニストを服用することによって、賭博に熱中しすぎたり、異常な性欲が出たり、強迫性障害が出たりといった副作用が報告されており、この薬害をめぐって裁判も数多く起こされています。製薬会社側は基本的に非を認めているようです。

栄養的影響
カリウムの尿から出て行く量が増える傾向がレボドパドパミンアゴニストともにあります。(レボドパを脱炭酸酵素阻害薬と併用した場合はその傾向は減少する)

カリウムの減少によって、関節が硬くなったり、便秘、不整脈、頭がボーっとするなどの症状が出る可能性があります。

酵素セラピー/カイロプラクティック的アプローチ

先ほども述べましたが、
レストレスレッグス症候群の根本的な原因は栄養バランスにあります。

その中でも、レストレスレッグス症候群に関して一番重要な栄養素は
タンパク質カルシウムです。(一般的に鉄不足がレストレスレッグに関係があると言われていますが、タンパク質の消化、吸収を改善すれば鉄不足は自然に解消されます)。

しかし、ただ単にタンパク質とカルシウムを多く摂るようにしても、改善するケースと、改善しないケースがあります。改善しないケースの最大の理由は、胃腸の働きの低下により消化・吸収が十分に行えないからです。

その他、レストレスレッグス症候群を患うかたの多くが共有する特徴は・・・

  • 仙腸関節の歪み
  • 扁平足
  • 胃酸の分泌が不十分、胃薬(制酸薬)の多用(胃酸が十分に分泌できていない場合、タンパク質の消化吸収、カルシウムの吸収が適切に行えません。このことに関してはこの記事をどうぞ
  • ソファーに座ることが多い/車の運転が多い(膝の位置が股関節よりも高い位置で座ると仙腸関節への負担が増し、カルシウムの浪費を助長します)

以上述べたような問題を酵素セラピーとカイロプラクティックを用い改善することによって、薬の副作用無しに、ほとんどのレストレスレッグス症候群を解消することが可能です。

いかなる病気であったとしても、体内の栄養バランスは大切な鍵を握っています。食事療法の効き目に個人差があるのは消化・吸収の面を考慮していないからなのです。口から入れた栄養素が確実に体内で活かされているかどうかは胃腸の働きにかかっているのです。この点に着眼するのが酵素セラピーなのです。

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